僕は高校三年の受験の時、最後の一ヶ月ほとんど寝ないで勉強をし続けたことが引き金になり病気を重くしてしまった。

でも、思い返してみると高校二年の一学期期末の試験の時、急に呼吸ができなくなる感じでその場にいられなくなり休みをもらった。

そのまま学校にいけなくなった。

両親と他の家族は父の仕事の関係で中国の上海にいて、僕だけ日本にいた。

私立の受験校で校則がとても厳しく、上海日本人学校の中学部で自由に過ごしていた僕にとっては受け入れ難かった。

特に嫌だったのは髪の毛のことだ。もともと茶色の髪質だった僕は染めてもいないのに染めてると目をつけられた。

耳に少しでもかかると、長すぎると怒られた。雨の日などは少し離れた寮からは自転車通学しか手段がなく親もいないので
車で送ってもらうこともままならず土砂降りの中でカッパを着て学校に行くも、少し遅刻してしまうと、ほんの数分でも怒鳴られた。

そして、びしょ濡れの服を見て、だらしないと髪の色や長さのことをしつこく注意された。

親に車で送ってもらう友人が多い中、必死にたどり着いたことなど先生は誰もわかろうとはしてくれなかった。

中学の時は髪の毛は自由だった。長髪の男子もいた。

服も自由だった。思い思いの服を着ていた。

ちゃんと来ているつもりでもだらしないと怒られた。

大体が髪の毛の長さなどどうでもいいじゃないかと僕は思っていたから、余計、先生には反抗的に写っただろう。

どうでもいいことでいつも怒られた。

加えて、僕は日本での中学時代はバドミントン部に所属していて、部活を頑張っていて、勉強はそっちのけでほとんどしなかった。

いよいよ二年生後半で自分対地に任され思うようにできる時になって親の転勤が決まった。

僕は日本に残って部活動をやりたがった。

しかし、僕以外の妹達は行くことに賛成し、受験になる中三の僕だけ日本には置いておけないと言うことで、いやいや上海に行った。

心は日本に残ったままだった。

だから、高校は当然日本の高校を受験した。

早く日本に帰りたかった。

中学時代、ほとんど勉強しなかったが、受験は頑張った。

海外枠もあり、寮がある私立受験校に合格した。嬉しかった。

僕は高校に入り、勉強をそれはそれは頑張った。

多分、学校中で一番勉強しているくらい勉強した。

でも、中学時代の基礎がなかった。

やってもやってもなかなか成績は伸びなかった。

それでもただ一人の寮生活親もいない寂しさを勉強にぶつけた。

しかし、なかなか成果は現れなかった。

もともとが受験校なので周り中が敵のように僕には写った。

一人の僕はますます孤立していくように感じた。

寮の生活が二人部屋で先輩と一緒であったことも緊張する原因だったと思う。

子供の時から一人部屋だった僕は寝る時に他人と一緒であることに少し馴染めなかった。

そんな生活が続くうちに頑張りが成果に結びつかず、励ましてくれる家族も遠く離れていて、
一人で頑張り続けたが、限界だったのだと思う。

高二の夏頃、急に学校に行けなくなった。

すぐ母親が上海から飛んできて、一緒に話をし、夏休みを過ごした。

僕の症状が治り、少しずつ学校にはなんとか行けるようにはなった。

安心した母は、上海に戻った。

しかし僕の怠さは決して消えなかった。

やってもやっても伸びない勉強。

周りに本当に友と呼べる友人も出来ずに先生からは目をつけられ、咎められる日々。

それでも、とにかく一流大学に入る。

これだけが僕に残された希望だった。

しかし、思うように勉強は捗らなかった。

そして、今思えば少しずつ少しずつ病は進行していった。

そして、高三の受験の日についに僕の精神は切れてしまった。

何が悪かったのだろう。

どうして僕は病気になってしまったのだろうか。

誰か教えて欲しい。

僕のバラ色だったはずの人生を返して欲しい。

あまりにも可哀相じゃないか。

ただ頑張っただけなのに!!

ピーナッツジャムさん、教えて下さい。

ピーナッツジャム

確かに自由だった学校から、校則の厳しい学校に行ってしまったのは不運だったよね。

もっと自由な学校もたくさんあったはずだから。

もっと言えば、上海に行かなければ、自由を味わうこともなかったから反動もなかったかもしれない。

~しなければ良かったと終わってから後悔することは時としてある。

どんな不運な出来事もあの時~をしなければ良かったのにと悪いことが重なった結果だ。

どんなに後悔しても決してそのことはなかったことにはならない。

世の中、そんな事だらけだ。

自分の今の人生が自分の思い描く人生と違うと思える時、人は時として、自分に起きた不運なことばかりに目を向けてしまうものだ。

それは決して君だけではないさ。

100%今の自分に満足し続けられる人なんて、絶対にいないんだから。

でも、自分の不運なことばかり挙げて、それを恨み、後悔ばかりしていて、君の人生がよくなることはあるだろうか?

泣き言ばかり考える君に幸せのキューピッドが微笑んでくれることはあるだろうか?

暗い君には、幸せの女神は決して微笑まない。

君の人生の上手くいかなかったこと、不運なことは今ここで私が全て預かろう。

どんなマイナスな想いも私に預けたら君の中からきっと消えるよ。

さあ、これからは必ず良いことが待っている。

それを引き寄せるのは君の両手にかかっているんだ。

大丈夫!

幸せのタネは見えにくいけれど、見つけにくいけれど、君の周りのあちこちにあるのだから。

よーく周りを見てごらん。

あそこにもここにもエネルギーが満ち満ちている。

君を幸せにしたくて、ウズウズしているよ。